飲食店の口コミ管理を続ける方法と、ツール2製品の比較
営業が終わってからGoogleや食べログを開いても、確認だけで手いっぱい。飲食店の口コミ管理は、見る媒体・確認する人・返信する人を決めるところから始めましょう。店主一人ですべてを抱える必要はありません。
Googleの口コミだけなら、Googleビジネスプロフィールから確認・返信できます。いくつものサイトを開くことが負担なら、一つの画面へ集めるツールが候補です。先にお店の分担を決めると、必要な機能も選びやすくなります。
最初に決めるのは、どの口コミを誰が見るか
Googleマップ、食べログ、利用している予約サイトで、自店のページを見てください。全部のサイトへ新たに登録する必要はありません。すでに口コミが届いている場所を、まず管理の対象にします。
下は、店長と副店長がいる飲食店を想定した分担の例です。実際の店舗の実績ではありません。
| 見る媒体 | 確認・返信の担当例 | ツールを選ぶなら必要な機能 |
|---|---|---|
| Googleマップ | 副店長が新着を確認。店長が内容を確かめて返信 | 新着と未返信を見分ける。返信文を保存・編集する |
| 食べログ | 副店長が口コミを確認。店長が店舗管理画面で返信 | 自店の口コミを集める。返信できる口コミと掲載状況を確認する |
| ホットペッパーグルメなど、利用中の予約サイト | 予約を担当する人が内容を確認。店長が返信の可否と文面を判断 | 対象サイトの口コミ取得。媒体ごとの返信方法を確認する |
確認する時刻も、例えば「平日は夕方の営業前」と一つ決めます。店長が休みなら誰が受け取るかまで決まれば、担当探しで止まりにくくなります。一人で営業している店は、確認と返信を別の時間に分けても構いません。
ラーメン店なら、ラーメンの専門サイトに自店の投稿がないかも見ておきましょう。ただし、そこへの掲載があることと、候補のツールで取得・返信できることは別です。使いたいサイト名を伝えて確認します。
「口コミを見られる」と「返信できる」は分けて確認する
管理ツールにサイトのロゴが載っていても、そのサイトのすべての口コミへ返信できるとは限りません。店舗情報の更新だけに対応している場合や、口コミの確認までの場合もあります。
Googleは、オーナー確認を済ませて返信する
Googleビジネスプロフィールの「クチコミを読む」から、返信したい口コミを選びます。返信にはビジネスのオーナー確認が必要です。
Google上の口コミを確認して返信するだけなら、この無料の管理機能から始められます。他のグルメサイトをまとめる機能が必要かどうかは、実際に確認の手間がかかっているかで考えましょう。
食べログは、画像のみの口コミには返信できない
食べログの店舗管理画面では、契約プランにかかわらず口コミへの返信機能を利用できます。ただし、画像だけが投稿された口コミは返信の対象外です。
送信した返信は、運営側の確認を経て掲載されます。送った直後に見えなくても、同じ文章を何度も送る前に掲載状況を確認してください。
予約サイトは、返信文のルールもそろえる
予約サイトごとに、返信できる条件や書ける内容が異なります。例えばホットペッパーグルメでは、返信で個別の連絡を促すことなどに制限があります。忘れ物の受け渡しなどの例外もあるため、どの媒体にも一律に「詳しくはお電話ください」と入れる形にはしません。
Instagramなどのコメントやメッセージも見ている店は、口コミサイトとは別に担当を決めておきます。「SNS連携あり」という説明だけで、お客様の投稿やメッセージをすべて集められるとは判断しないでください。
確認・返信・店内の改善を、一人に集中させない
「料理が出てくるまで長かった」という口コミが届いたとします。店長がすぐに文章を書き始めるより、まず接客担当や調理担当へ、確認できることを聞く方が返信を作りやすくなります。
分担する仕事は、次の三つです。
- 見つけた人が、口コミの内容と未対応であることを担当者へ伝える。
- 当日の状況を確認する人が、分かった事実と分からないことを整理する。
- 返信する人が、確認した範囲で文面を作り、公開後の表示まで確かめる。
投稿された日が、そのまま来店日とは限りません。口コミの日時だけで当日のスタッフを決めつけたり、予約名簿の情報を公開の返信に書いたりしないようにします。
返信を書いても、店内で直す仕事は残ります。提供の案内なら接客担当、メニューの説明なら調理担当と話し合うなど、内容に合う人へ渡してください。
本部と店長で仕事を分けたい場合は、複数店舗の口コミ管理の役割分担も使えます。
飲食店の口コミ管理に使えるツール2製品を比べる
複数サイトの確認に時間がかかるなら、口コミコムとSTOREPADが候補になります。2026年9月24日時点で確認できた範囲を、飲食店が使う作業に沿って比べました。
| 比べること | 口コミコム | STOREPAD |
|---|---|---|
| 複数サイトの口コミ確認 | Googleマップやグルメサイトなどの口コミを一覧で確認 | 複数媒体の口コミを一つの画面へ集約。連携媒体に食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメなどを掲載 |
| 返信文を作る支援 | AIで返信文を作成・編集でき、返信文の多言語翻訳にも対応 | AIで返信文を作成。返信文の翻訳にも対応 |
| 口コミの読み取り | 複数店舗・複数サイトを横断した口コミ分析 | 口コミの良い点・気になる点をAIで分析 |
| 公開前に別の人が確認する機能 | 口コミ返信をオーナー・管理者が承認する機能あり。対象媒体や使えるプランは要確認 | 口コミ返信の承認機能あり。対象媒体や使えるプランは要確認 |
| 料金 | 今回、具体的な金額は確認できていません。利用条件を伝えて確認 | 利用内容に応じたプラン。金額は問い合わせ |
連携媒体の一覧は、全媒体への返信対応表ではありません。 両製品とも、自店で使うサイトについて「口コミを取り込めるか」「ツールから返信を送れるか」「返信が公開されたか確認できるか」を分けて確かめてください。
両製品とも、複数サイトの口コミ確認、返信文作成、翻訳や承認を検討するときの候補です。機能名が同じでも、自店で使うサイトや契約プランでできる作業は個別に確かめます。優劣を決める前に、お店の一件をどう処理するかを比べましょう。
契約前に、自店の一件で確認する
副店長が作った下書きを、店長はどこで確認するのでしょうか。操作を確認できる機会があれば、次の流れを見せてもらいましょう。
- 自店のGoogleと、利用中のグルメサイトの口コミを見つける。
- 未返信の一件を選び、文章を作って修正する。
- 副店長の下書きを店長が確認する流れを試す。
- どの画面から送信し、どこで公開を確認するかを見る。
実際の口コミへ送信する前に止めるなど、確認の範囲は事前に決めます。AIが書いた文章も、実際にしていない対応や、約束できないサービスが入っていないか人が読み直してください。
料金を聞くときは、店舗数と対象サイトをそろえ、初期費用、月額、追加機能、最低契約期間まで含めて比べます。最初はGoogleの確認だけで間に合うなら、無料の管理機能を続ける選択もできます。
返信した後は、店内で変えることを一つ選ぶ
星の平均だけを見ると、具体的に何を変えるかが分かりません。口コミから、次の営業で確かめることを一つ選びます。
ラーメン店を想定した、改善を考えるための例です。
- 「列の並び方が分からなかった」なら、入口の案内が見える位置にあるかを接客担当が確かめる。
- 「注文の仕方を丁寧に教えてもらえた」なら、初めての人への声かけを続ける。
- 「持ち帰ったら麺がのびていた」なら、容器や持ち帰り時の案内を調理担当と確かめる。
口コミの言葉だけで原因を決めず、店で確かめたことをもとに変えます。読み取り方に迷う場合は、口コミの内容から改善点を見つける方法も役立ちます。
来店客の感想を聞く仕組みも整えたい方へ
投稿された口コミを確認する担当が決まったら、店内でお客様に感想を聞く場面も考えられます。「会計中は忙しくて案内を忘れる」「何を置けば伝わるか迷う」という困りごとは、口コミを一覧にする機能とは分けて考えましょう。
口コミぽんは、お客様へのアンケートを通じて、Google口コミの投稿をサポートする店舗向けサービスです。QRコードや専用URLを使ってアンケートを案内し、食後や会計後に感想を聞くきっかけを作れます。
食べログや予約サイトの口コミを一括管理・返信する機能として紹介しているものではありません。店内で感想を聞く使い方を検討している方は、口コミぽんのサービス内容をご覧ください。
お店に合う案内方法を相談することもできます。キャンペーンの対象・内容も、あわせてご相談ください。
