ホテル・旅館の集客方法。予約につなげる5つの見直し

ホテルや旅館のページは見られているのに、予約が増えない。そんなときは、誰が泊まるかを決め、その人が部屋を選び、料金を確かめ、予約するまでを一度たどってみましょう。

写真を増やすだけでは、子どもの寝具代や夕食の時間、駐車場の使い方といった迷いは残ります。集客方法は、見つけてもらう場所と予約前の情報をセットで選ぶのが出発点です。宿泊後の感想も使いながら、今ある案内のどこを直すか決められます。

目次

最初に、予約までのどこで困っているかを見る

自館に近い状態を、次の3つから選んでください。

  • 宿の存在を知ってもらえていない:増やしたい宿泊目的を決め、予約サイト、Googleマップ、SNSなどから届く場所を選ぶ。
  • ページは見られるが予約が少ない:部屋や食事の違い、総額、利用条件が分かるかを確かめる。
  • 予約操作で止まっていそう:スマホで日付・人数を入れ、希望のプランと料金が表示されるか試す。

閲覧数だけでは、予約されない理由までは分かりません。予約前によく受ける電話やメールも手がかりです。「夕食に間に合う時刻は?」「子どもはどの人数区分を選ぶ?」と繰り返し聞かれるなら、その答えを予約ページの近くへ出せます。

1. 増やしたい宿泊目的と予約経路を決める

「平日の空室を埋めたい」から、もう一歩だけ絞ります。近隣へ出張する人、夫婦で温泉を楽しむ人、子ども連れで週末に泊まる人では、必要な案内が違うためです。

出張なら、駅からの移動、到着が遅い場合の受付、朝食の開始時刻。家族旅行なら、子どもの寝具や食事、館内の移動が気になるでしょう。まずは、いま提供できる部屋やサービスで受け入れたい一組を思い浮かべてみてください。

お客様が宿を探す場所に、必要な情報を置く

宿泊日と地域で候補を探す人には、予約サイトの部屋・プラン情報が入口になります。施設名や周辺の宿を調べる人には、Googleマップの写真や設備情報も確認場所の一つです。

食事や温泉での過ごし方を伝えるなら、SNSの写真・動画から該当する宿泊プランへ進めるようにします。近隣企業の出張需要を考える施設では、法人が確認できる長期滞在や支払い方法の案内を整える選択肢もあります。

方法を増やす前に、その場所を見た人が、希望の日に泊まれるか確かめられる状態を作りましょう。広告を使う場合も、案内先のプランと販売中の日程を先に確認してください。

知った場所と、予約した場所を分けて考える

SNSで旅館を知り、公式サイトで部屋を調べ、普段使う予約サイトから申し込む人も考えられます。最後の予約先だけでは、SNSや公式サイトが役に立っていたかどうかは分かりません。

受付などで無理なく聞けるなら、「当館を何で知りましたか」「予約の決め手は何でしたか」を分けて聞いてみましょう。聞けなかった人は不明のまま残し、数人の回答を宿泊者全体の傾向に広げないことも大切です。

質問の選択肢に迷うときは、知ったきっかけと選んだ理由を分けて聞く方法を使えます。

2. 部屋・食事・設備を、泊まる人の条件で見せる

きれいな写真と一緒に、「自分たちはここで過ごせるか」を判断できる説明を置きます。部屋の名称だけでなく、寝具の数や配置、浴室・トイレの有無が分かると、候補を絞る材料になります。

子ども連れを想定するなら、添い寝できる条件、寝具を追加する場合の扱い、食事の選び方。移動に不安がある人には、階段やエレベーター、駐車場から玄関までの様子も必要な情報です。実際に対応できる内容を、利用条件と一緒に書きましょう。

食事は料理写真に加え、提供時間と場所、予約プランに含まれる食事を示します。朝早く出発する人にとっては、品数より「出発前に食べられるか」が気になる点です。

Google上の設備情報に誤りがある場合は、オーナー確認済みのGoogleビジネスプロフィールで「プロフィールを編集」から「ホテルの詳細」を確認します。自館のサイトや予約サイトの記載も、現在の設備と同じか確かめてください。

3. 総額と利用条件を、予約前に分かるようにする

「1名○円から」だけでは、希望する日付・人数でいくら払うのか判断できません。人数、泊数、食事の有無を選んだ後に、税金や必須の追加料金を含む総額が分かるか確認しましょう。現地で支払う項目がある場合も、何にいくら必要かを示します。

子どもの料金は、年齢だけで決まるのか、寝具や食事の選択で変わるのか。貸切風呂や駐車場は、宿泊料に含まれるのか。予約後によく聞かれる条件は、プランの説明と予約画面の両方に行き違いがないか見直せます。

キャンセル料が発生する時期と条件、支払い方法、最終チェックイン時刻も、申し込む前に確かめられる位置へ置いてください。個別の相談が必要な場合には、連絡方法と受付時間を添えると、次にどうすればよいか分かります。

公式サイトと予約サイトを比べるときは、同じ日付・人数・部屋・食事・キャンセル条件で見ます。条件が違うプラン同士の金額だけを比べて、値下げを決めないようにしましょう。

4. スマホで同じプランを予約できるか確かめる

お客様が入口にするページから、スマホで予約画面まで進んでみます。たとえば、家族向けプランの写真を押した後に、別の部屋一覧へ戻されていないでしょうか。

点検する順番は、次のとおりです。

  1. 宿泊日と大人・子どもの人数を選ぶ。
  2. 見ていた部屋と食事付きプランを探す。
  3. 泊数、人数、総額、キャンセル条件を確かめる。
  4. 入力欄やボタンがスマホの画面内に収まり、次へ進む方法が分かるかを見る。

日付が引き継がれない、子どもの区分が分かりにくい、写真にあるプランが販売されていない。こうした箇所を一つ見つけたら、画面と選んだ条件を控えて、サイトや予約システムの担当者に伝えられます。

点検のために不要な予約や決済を完了させないでください。最後までの動作確認が必要なら、担当者とテスト方法を決めます。

Googleに表示されるホテルの料金・予約リンクは、通常の設備情報とは管理の仕組みが異なります。表示料金や空室が合わないときは、利用中の予約システムや料金連携サービスの担当者へ、該当日と人数を添えて確認しましょう。

5. 滞在後の声を、次の人への案内に戻す

宿泊後は、満足度だけでなく「予約前に知っておきたかったこと」を聞くと、案内の不足を見つける手がかりになります。

短く聞くなら、「予約する前に、分からずに迷ったことはありましたか」「泊まってみて、事前の案内と違うと感じたことはありましたか」の2問から選べます。何もなかった人も答えられるよう、「特になし」も用意してください。

「駐車場の入口が見つからなかった」という声なら、まず実際の入口や看板を確かめ、アクセスページに必要な写真や説明を足します。浴場や食事の利用時間についての声なら、現場の案内とWebの記載が合っているかを見るところからです。

一人の感想だけで全員が困っていると決めず、同じ問い合わせや現場の状況も確かめましょう。良かった点も、次の人に伝えたい魅力を考える材料になります。感想を転載する場合は、掲載してよい内容と許可を確認してください。

届いた声から一つの改善を決めた後は、顧客の声を改善につなげ、見直す日を決める方法も使えます。

子ども連れの1泊を想定した、短い点検例

次は、架空の旅館を想定した記入例です。実際の施設や改善実績ではありません。

平日に大人2名と幼児1名で泊まりたい人が、SNSの夕食写真から公式サイトへ来た場面を考えます。

確かめること点検で見つかったこと最初の対応
希望の部屋を選べるか家族向けプランに、寝具の配置が分かる写真がない布団を敷いた状態を撮り、対象の部屋に掲載
幼児の総額が分かるか「幼児」の区分だけで、食事・寝具の有無が読み取れない受付と料金条件を確かめ、区分の説明を追加
同じ条件で予約へ進めるかプラン紹介から予約画面へ移ると日付が消えるシステム担当へ画面と操作手順を伝える
滞在後に何を聞くか予約前の迷いを聞く機会がない退館後のアンケートで、迷った点を任意で聞く

この例では、まず料金区分の説明と日付の引き継ぎを確認します。お客様が予約を進めるうえで必要な箇所だからです。表を全部埋める必要はなく、今日使われている一つのプランを開くだけでも点検を始められます。

変更した後は、閲覧から予約・宿泊までを見る

予約を増やす目的なら、ページを見た回数に加えて、予約の成立件数を確かめます。予約ボタンが押されても、申し込みが終わったとは限りません。予約後のキャンセルや、最終的に宿泊した組数も分けて見ると、途中の変化をつかめます。

集客にかかった費用も、予約した経路ごとに一緒に見ます。広告費や予約サイトの手数料、特典にかかる費用が増えている場合は、予約件数だけで続ける方法を決めないようにしましょう。

同じ宿泊日の予約状況を見るなら、「到着日の何日前の時点か」をそろえましょう。予約を受けた期間で比べる場合も、対象にするプランや予約経路を合わせます。連休、天候、イベント、販売した部屋数の違いが大きければ、文章だけの効果とは判断できません。

予約が少ないうちは、数字だけで急いで結論を出さず、同じ質問が続いていないかも確かめてください。直した場所と日付を短く残せば、次にどこを見るかが分かります。

宿泊後の声を聞く案内が、忙しくて続かないときは

予約ページを見直しても、「お客様が実際にどこで迷ったか分からない」「退館時は忙しく、感想を聞きそびれる」と感じることもあるでしょう。

口コミぽんは、お客様へのアンケートを通じて、Google口コミの投稿をサポートする店舗・施設向けサービスです。QRコードや専用URLからアンケートを案内し、宿泊後の感想を聞くきっかけを作れます。

自館ではどの場面で案内できるか、聞きたい内容に対応できるかを確認したい方は、口コミぽんのサービス内容をご覧ください。案内の方法がまだ決まっていなくても、口コミぽんについて相談することができます。キャンペーンの対象・内容も、あわせてご相談ください。

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