Google口コミを増やす店頭・来店後の仕組みの作り方

Google口コミを増やすには、いつ案内するか、どの投稿先を渡すか、誰が続けるかを接客の中に決めておきます。QRコードを用意しても、置き場所や声をかける担当が曖昧なままでは、忙しい日に案内が抜けてしまいます。

最初に整えるのは、一つの案内方法と、その方法を続ける手順です。会計で一言添える店、来店後のお礼と一緒に送る店、無人の会計後に表示する店では、必要な準備が違います。下の選択表で自店に合う方法を選び、本文中の設計シートへ書き込めます。

目次

口コミを集める流れを5つの工程に分ける

口コミ依頼は、案内文だけ決めても完了しません。実際の接客を、次の5工程に分けて確認しましょう。

工程店舗で決めること準備できた状態
1. 利用が終わる何をもって体験やサービスの終了とするか会計後、商品を受け取った後など、場面が明確
2. 案内する誰が、どの言葉でお願いするか担当者と短い依頼文が決まっている
3. 投稿先を渡すQR、カード、メッセージのどれを使うか正しい店舗の口コミリンクを案内できる
4. 運用を確認する案内できたか、不具合がなかったか数と困った場面を記録できる
5. 次回へ直す何を変え、いつ確認するか置き場所や担当など、変更点を一つ決められる

たとえば先払いのカフェなら、レジ会計は飲食前です。会計の直後を一律に依頼の場面にせず、飲食後に目に入る卓上表示や食器返却付近の案内も候補になります。自店でお客様が実際に体験を終える位置から考えてください。

口コミを書くかどうか、評価や内容をどうするかは、お客様自身が決めます。スタッフは依頼と投稿先の案内までを担当し、投稿している間に画面をのぞいたり、完了を待ったりする運用にはしません。

店頭・来店後・無人会計から案内方法を選ぶ

最初からすべての方法を増やすと、印刷物や送信の管理が散らばります。主に使う方法を一つ選び、その場で案内できなかった場合の対応も決めると、スタッフへ共有しやすくなります。

自店の接客の状態主に使う方法合わせて決めること
利用後にスタッフと話す時間がある短い声かけとQR・カード案内する担当とカードの置き場所
店頭が慌ただしく、普段から利用後の連絡をしているお礼のLINE・メールへリンクを添える送る相手、送信担当、案内済みの確認
セルフレジや無人受付で直接話さない利用終了後に見える掲示や既存の通知必須操作と見分けられる表示、点検担当
どれも未整備で迷う利用後に渡すカードから試す印刷前のリンク確認と手渡す場面

店頭で話せるなら、声かけと投稿先を一緒に渡す

「Googleで口コミをお願いします」と伝えるだけでは、お客様が店舗を検索し直す必要があります。短い案内と一緒に、読み取るQRや持ち帰れるカードを示しましょう。

会計後の声かけなら、次の程度の長さで始められます。

本日はありがとうございました。よろしければ、ご利用の感想をGoogleの口コミでお聞かせください。こちらのQRコードから開けます。

お客様が財布や荷物をまとめている最中なら、説明を重ねるより、落ち着いて案内を受け取れる場面を選びます。急いでいると分かった場合はその場のお願いを終え、通常のお見送りへ戻ってください。

来店後に連絡するなら、既存のお礼に組み込む

来店後のメッセージをすでに送っている店舗は、その連絡に口コミリンクを添える方法があります。口コミ依頼のためだけに新たな連絡作業を作る前に、現在の予約・お礼・アフターフォローの流れを確認します。

送信前に確かめるのは、利用が完了した人か、すでに別の担当者が案内していないか、送信不要の希望がないかの3点です。予約しただけで来店していない人や、キャンセルした人を含めないようにしましょう。

短い文面なら「本日はご来店ありがとうございました。よろしければ、ご利用の感想をGoogleの口コミでお聞かせください。」に店舗名と口コミリンクを添えます。LINEやメールの自動送信は、利用中のサービスで実行できる機能を確認してから設定してください。

無人会計では、利用が終わった場所に案内する

セルフレジの操作画面には、決済方法の選択や領収書の発行など、会計に必要な情報が並びます。口コミの案内は、会計や入退店に必須の操作と見分けられる位置に置きます。

たとえば利用後に出口を通る店舗なら、出口付近の掲示も候補です。先払いの店舗では、決済時の画面だけでなく、体験後に案内を見る場面も確認してください。端末の画面を変更できない場合は、既存の掲示場所やカードで対応できます。

無人店舗でも、掲示の汚れやQRの読み取りを確かめる人は必要です。清掃・補充の巡回時に一緒に点検すると、案内だけが壊れたまま残るのを防げます。

依頼文と正しい投稿先を準備する

Google公式の口コミリンクとQRを取得する

Googleビジネスプロフィールには、口コミ用のリンクとQRコードを取得する機能があります。公式ヘルプで案内されている手順は次のとおりです。

  1. 管理する店舗のビジネスプロフィールを開きます。
  2. 「クチコミを読む」から「クチコミを増やす」を選びます。
  3. 口コミリンクをコピーします。QR画像を使う場合は、表示されたQRコードを右クリックして保存します。

公式のQR生成は、2026年9月16日の確認時点でパソコンのブラウザが対象です。スマートフォンで項目が見つからない場合は、パソコンで確認してください。Google公式のリンク・QRコード取得手順

保存した画像のファイル名は「店舗名_口コミQR」のように、どの店舗のものか分かる名前にします。2店舗以上を運営している場合も、共通の画像を使い回さず、利用した店舗の投稿先を案内しましょう。

印刷前にお客様と同じ手順で開く

QR画像を保存できたら、実際に置くサイズで1枚だけ印刷して確認します。画面上の大きなQRが読めても、小さく印刷したカードや光が反射するスタンドでは読み取りづらい場合があるためです。

次の5項目を、確認日と担当者名と一緒に残してください。

確認項目確認する操作
店舗が正しい開いた画面の店舗名・所在地を照合する
QRを読み取れる実際の設置場所、照明、距離で試す
投稿まで進める読み取り後にどの画面が開くか確認する
初めて使う人も迷わないログインなど追加操作が表示された場合の案内を確認する
説明と画面が合っているカードの文面と実際の遷移先を照合する

可能なら異なるスマートフォンでも試します。投稿画面までの確認を終えても、動作試験のための口コミは投稿しません。表示された画面と分かりにくかった点をメモすれば、スタッフへ伝える説明を短くできます。

依頼文には、お礼・用件・投稿先を入れる

店頭の文面も来店後のメッセージも、お礼、感想をお願いする言葉、投稿先の3点で組み立てましょう。店舗側の事情を長く説明するより、何について、どこに書くのかが伝わる文章にします。

POPなら「ご来店ありがとうございます。よろしければ、Googleでご利用の感想をお聞かせください。」と店舗名を置き、その近くへQRコードを配置できます。QRだけの紙にせず、何を開くコードかを文字で添えてください。

文章を作ったら、普段の接客の声で読み上げます。言いにくい表現は短くし、担当者が替わっても意味が変わらない文面を一つ決めておきましょう。

自店の口コミ運用を1枚の設計シートにする

下表は、そのままコピーして使える記入用シートです。文章をきれいに整える必要はありません。次の担当者が読んで同じ行動を取れる具体性を目安に埋めてください。

コピーして使える記入欄

決める項目自店の記入欄
店舗名・確認日店舗名:____ 確認日:____
利用が終わる場面____が終わった後
主な案内方法口頭とQR・カード/LINE・メール/掲示・既存通知
案内する人____担当。休みのときは____
短いお願い文____
投稿先の保管場所口コミリンク:____ QR画像の場所:____
印刷・設置の確認場所:____ 読み取り確認日:____
案内できないとき____の場合は、____する
重複依頼を防ぐ方法店頭と来店後で____を確認する
振り返る項目案内件数/案内できなかった理由/リンク不備/作業時間
見直す担当と日____が、__月__日に確認する

シートの個人名は店舗内の担当者を識別するための欄です。お客様の名前や投稿者名をこの表に集める必要はありません。来店後の送信管理は、店舗が普段使っている顧客管理の中で、必要な範囲に絞って行います。

記入例で、場面・担当・代替方法をつなげる

以下は、一人で接客と会計を行う美容室を想定した記入例です。実在店舗の導入事例や成果ではありません。

項目記入例
利用が終わる場面施術と会計が終わり、お見送りする前
主な案内方法短い声かけと持ち帰りカード
案内する人施術・会計を担当する店主
お願い文本日はありがとうございました。よろしければ、ご利用の感想をGoogleの口コミでお聞かせください
投稿先の管理店名を付けたQR画像を、印刷用フォルダに1つ保存
設置場所レジ横にカードの予備を置き、開店準備で残数確認
急いでいる場合その場の説明を終え、通常のお見送りをする
重複依頼来店後の定型連絡には口コミ依頼を重ねない
振り返り案内数、案内を忘れた場面、カード切れ、作業時間
見直し翌週の最初の営業前に店主が確認

複数のスタッフがいるなら、「レジ担当が依頼する」「接客担当は重ねて頼まない」と担当を置き換えます。業種名だけで判断せず、誰が会計をし、どこで利用が終わるかに合わせて調整してください。

スタッフが替わっても続く手順を決める

案内する人と点検する人を分けて書く

「全員で声をかける」だけでは、お互いが相手に任せたり、同じお客様へ二度案内したりしがちです。一回の接客で案内する人を決め、印刷物やリンクの点検も担当を付けます。

作業担当の決め方の例抜けを見つける場所
声かけ・カードを渡す会計担当会計後の接客
カードを補充する開店準備担当レジ周辺の準備表
来店後の連絡を送る予約・連絡担当送信前の対象確認
リンクを確認する店長または管理担当印刷物を更新したとき
運用を見直す店長定例の打ち合わせ

一人店舗では、すべて同じ人でも構いません。「開店準備で補充」「営業後に記録」のように、作業する場面を分けておくと忘れにくくなります。

忙しい日と断られた場合も練習する

スタッフへの説明は、文面を配るだけで終えず、お客様役と案内する役で一度試します。通常の会計、混雑している会計、依頼を断られた場面の3つを練習すると、現場で迷うところが見つかります。

断られた場合は「承知しました。ありがとうございました」と受け止め、その場の依頼を終えてください。書かなかった理由を尋ね直す必要はありません。

混雑時に案内できなかった場合も、後で件数を埋め合わせようと同じ人へ繰り返し頼むのではなく、どの場面で抜けたかを記録します。案内を短くする、カードの場所を変えるなど、次回の接客で直せる点を探しましょう。

件数が増えないときは、止まっている工程を確認する

最初の1週間は案内の実行状況を記録する

開始直後は、設定した場面で実際に案内できるかを確認します。1週間は運用を点検する期間の例であり、口コミや検索順位が改善する期限ではありません。

最初から複雑な集計表を作らず、次の4項目を営業後に残すところから始められます。

記録するもの記入例見直せること
案内できた件数口頭○件、来店後○件決めた方法を実行できているか
案内できなかった場面会計が重なった、カードを切らした接客手順や補充方法
リンクやQRの不具合別店舗が開いた、印刷が薄かった投稿先と印刷物
追加でかかった時間補充○分、送信○分続けられる作業量か

ここでの件数は、お客様へ案内した回数です。Google上の口コミが何件公開されたかは別に確認します。投稿者名と顧客名を無理に照合しなくても、現場の案内が続いているかは分かります。

口コミ数だけで原因を決めない

案内件数が少ないなら、先に担当や場面を直します。案内できているのに質問が繰り返されるなら、QRを読んだ後の画面や説明を確認する順番です。

起きていること先に確認すること変更する例
声かけ自体を忘れる担当と利用終了の場面会計の手順表に案内を入れる
POPが目に入らない動線・向き・他の掲示との重なり利用後に見える位置へ移す
QRが読めない印刷サイズ・汚れ・反射1枚で試してから刷り直す
どこに書くのか聞かれる画面と案内文の違いリンク先と短い説明を揃える
来店後の依頼が重なる店頭と送信担当の共有案内済み状態を送信前に確認する

たとえば一週間に30回案内し、新着口コミが3件あったとしても、その3件がすべて今回の依頼による投稿とは限りません。「依頼からの投稿率10%」と断定せず、案内30回、新着3件という別の数値として残します。この数値は説明用の仮定です。

同時に文面・設置場所・送信方法をすべて変えると、何が使いやすくなったか分からなくなります。次の確認までに変える工程を一つ決め、スタッフが実行できたかを見てください。

寄せられた内容を接客の改善へ戻す

口コミに待ち時間や説明の分かりにくさが書かれていたら、件数の集計とは別に、実際の接客で確かめる項目を残します。内容を読まずに次の依頼だけを増やしても、現場の課題は分かりません。

店長が確認するなら、事実確認が必要な内容を現場へ聞き、対応を担当者へ引き継ぎます。返信も、投稿内容に合う言葉を考える作業です。Googleは、返信が顧客の意見を重視していることを示すと説明しています。Google公式のローカル検索に関する案内

無料で始める範囲と、ツールを検討する範囲

Google公式の口コミリンク・QRコード、短い依頼文、設計シートがあれば、店頭での案内を準備できます。最初に決めるのは必要な機能の数より、今どの作業で困っているかです。

自店の状態先に取り組むことツールを比べる際の確認点
案内方法がまだ決まっていない一つの方法を選んで設計シートを埋める接客に合う案内方法を使えるか
印刷物や投稿先が散らばっている店舗別のリンクとQRの保管場所を揃える更新・配布の作業をどう減らせるか
担当者が替わると止まる担当・代替対応・共有手順を決める導入説明や問い合わせの支援範囲
複数店舗で確認が追いつかない店舗ごとに必要な確認項目を揃える対応店舗数・権限・集計の実際の仕様

ツールを導入しても、店舗側で声をかける場面や確認担当は必要です。製品の説明を見るときは、自店に残る作業と、支援を受けられる作業を分けて確かめましょう。

口コミぽんの利用を検討する場合は、サービス案内を確認し、業種・店舗数・現在の案内方法・続かない作業を添えてご相談ください。設計シートで迷った欄も、問い合わせ時に状況を伝える材料になります。

自店での口コミぽんの使い方を問い合わせる

Google口コミを増やす取り組みでよくある疑問

QRコードを置くだけでもよいですか?

掲示で案内する方法は使えます。ただし、QRがどこにあり、何を開くかが分からなければ、お客様が利用するきっかけを作れません。Googleの公式ヘルプにも、店舗へのQR掲示や、お礼のメール・領収書へのリンク掲載が案内されています。

掲示する場合は、利用後に見る場所か、読み取れる向きと大きさか、店舗名と用件が書かれているかを確かめてください。スタッフがいるなら一言添える方法も選べます。Google公式の口コミリンク活用方法

口コミが増えれば検索順位も上がりますか?

口コミ数だけで順位が決まるわけではありません。Googleはローカル検索結果について、主に関連性・距離・知名度を組み合わせると説明しています。口コミに取り組む際も、営業時間、店舗情報、写真などを現在の内容に揃えましょう。

口コミが何件になれば何位になる、といった目標はこの情報だけでは決められません。口コミの運用状況と、検索や問い合わせの結果を分けて確認する必要があります。Google公式のランキング要素

忙しくて毎回声をかけられない場合はどうしますか?

声かけを増やす前に、利用後に渡すカード、店内の掲示、既存のお礼連絡のどれが接客に合うかを選びます。複数の方法を使う場合は、同じ人へ重ねて依頼しないよう担当間の確認も必要です。

次の営業に向けては、設計シートの「利用が終わる場面」「主な案内方法」「案内する人」の3欄を先に埋めてください。その場面から正しい店舗の口コミ画面へ進めることを確かめれば、スタッフへ共有する手順が具体的になります。

情報確認日:2026年9月16日。画面の名称や利用できる機能は変更される場合があります。

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